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篠宮と100人組手をすることになった部員たちは…夏目の指示で篠宮を取り囲んでいた。
今のお前らじゃ篠宮相手に1VS1では勝てないと告げる夏目の言葉に不満げな保元…そんな彼を制止するように1人の部員が口を開いた。
??「何だか知らねぇが良いじゃねぇか?保元?ようは生き残れば良いんでしょ?先輩?」そう夏目に問いかける彼の名は「武田」この学園でも指折りの秀才で文武両道という言葉に相応しい男である。今「篠宮」VS「100名の部員」たちの戦いの幕が開いたのである。
夏目部長「あぁ!!その通りだ!!!?」
夏目部長「霜月!!?」
みゆ「かしこまりました。部長」
みゆ「試合開始」霜月のその合図で部員たちは篠宮を取り囲み一斉に攻撃し始める。篠宮は舞でも踊るように攻撃を躱して次々に部員たちを吹き飛ばしていく。数秒後…部員Aの「がっつはぁ!!?」っという声が響いたと同時に…10名の生徒が壁に激突する。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
ザザザァァーーー!!?
榎本「くっ」榎本はガードして…何とか堪えると篠宮の方を見てニンマリ笑う。
榎本「流石だなぁ?篠宮?」
篠宮「そうでもないですよ!!?先輩?」そう呟くと篠宮は目にも止まらぬ速度で榎本の背後に回り込むと鮮やかに回し蹴りを決めて…反対側の壁に吹き飛ばした!!?
数秒後…ドォンっという鈍い音が部室に響き渡ると篠宮は不敵に笑って問いかける。
篠宮「先輩方の力はそんなものですか?」
篠宮の挑発的な言葉を聞いた男は「舐めるなよ。篠宮」とポツリと呟く。直後に…男の身体から湯気のようなものが迸り始めて…闘気が一気に上昇する。
篠宮「本気と?言うわけですか?斎藤先輩?」
斎藤「あぁその通りだ!!!?」
斎藤「もったいぶって悪かったな?」そう言うと斎藤は先程までとは比べ物にはならない動きで一気に間合いを詰める。
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