第4話(100人組手)

3/4
前へ
/4ページ
次へ
篠宮「速いですね?けどまだまだ」篠宮はそう言うと…斎藤の攻撃を躱して懐に入ろうとする。その時だった保元が割って入り…篠宮を吹き飛ばした!!? 篠宮「くっ!!!?」 ザザザァァーーー 保元「オレの存在も忘れてもらっちゃ困るぜ」 篠宮「やりますね?先輩?」 保元「へっ?今更俺らの偉大さに気付いたのかよ?」 保元「行くぜ斎藤!!?」保元のその言葉を合図にするようにして斎藤と保元は息のあった動きで連続攻撃をして徐々に篠宮を追い詰めて行く。篠宮はなんとか斎藤と保元の攻撃を躱し…距離をとる。 篠宮「こうなったら?あれを使うしかありませんか?」篠宮はそう言うと…深く息を吸って構えを変える。数秒後…篠宮の身体から湯気の様なものが迸り始める。 保元「へっ何だか知らねぇが返り討ちにしてやんよ」そう言うと保元は両手でパチンっとし手を合わせる。次の瞬間…保元の手の平から刀の様な武器が出現する。 篠宮「それが先輩の武器。という訳ですか?」 保元「まぁな。」保元はそう答えると…先程よりさらに速い速度で一気に篠宮の間合いに入ると斬りかかる。 篠宮「そんなノロマな攻撃じゃ僕には当たりませんよ?先輩?」篠宮はそう言うと保元の攻撃を紙一重で躱して胸元にそっとを手を当てる。数秒後…保元が吹き飛んで行き壁に激突する。 ドォンっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ 保元は立ち上がると「ちいッ」と声を漏らし…篠宮を睨み付ける。 それをみた他の部員たちは篠宮を取り囲み攻撃をし始める。篠宮は全ての部員の攻撃を紙一重で躱しながら…返り討ちにして行き…気付けば生き残っていたのは保元と斎藤を含めた数十名の部員だけだった。 篠宮「斎藤先輩?そんなものですか?」 斎藤「舐めるな!!?俺を誰だと思ってんだ!!?」斎藤はそう言うと…篠宮のみぞおちに1発パンチを当てる。 ザザザァァーーー 篠宮は「くっ!!!?」っという嗚咽音を発すると顔を歪ませながら…お腹を抑える。数秒後「もらったぜ!!?」という保元の声が響き渡り…篠宮に攻撃が当たりそうになる。 その時だった…篠宮の掌に黒いキューブのような物が出現した瞬間に霧の様にフワっと篠宮が消えて保元の攻撃がすり抜ける。 保元「な!!?」 篠宮「僕にコレを使わせた相手は久々ですよ」何処からともなく不意に篠宮の声が響き渡ると保元と斎藤の背後に篠宮が突然現れて両者を吹き飛ばす。 斎藤「ぐがはぁ…」 保元「くぐぅ…」 ドォオンっ♪♪♪♪♪♪♪♪ 保元「はぁ…はぁ‥な…何がどうなってやがる」
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加