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気の置けない
本来の意味は気を使わなくてよくてリラックスできる相手に使う言葉です。
ですがリラックスできない気づまりな相手という意味で覚えている人が結構いるそうです。
ただ、この言葉に関しては、誤用でもいいんじゃ……とは私は言いづらいです。
理由は間違った意味が、本来の意味とは真逆だから。
両方の言い方の意味を認めてしまうと無用の混乱を招く気がするからです。
言い回しやニュアンスを工夫しない限りどちらの意味かわからなくなるというのは不自由です。
なので「気の置けない相手」というのは従来の意味通りの「気遣いの必要のない相手」のままであってほしい。
とはいえこの言葉もそのうち逆の意味の方が一般的になっていくのかもしれません。
そもそも「……ない」という否定形を使っているのがマズいと思うのですよ。
まずはネガティブな雰囲気を感じてしまうじゃないですか。
「気の許せる相手」「気楽な相手」などの否定形を使わない表現に言い換えることができるので、わざわざこの言い回しを使わなくても別に困らないような気もします。
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