夏休みのおわり

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夏休みのおわり

学生時代最後の夏休みの7月に 会社訪問をするために 最寄り駅に到着した時、 「芙美ちゃん何所に行くの?」 「会社訪問だよ。」 「栞ちゃんは?」 「塾に通ってる。」 栞ちゃんの話だと、夏休みの間だけ 夏期講習と呼ばれる塾通いを しているため電車に乗って 出掛ける所で、私は午後から 会社訪問があるけれど 早めに出掛けた所、一緒の電車で 東京方面に向かうことに 成りました。 「まだ時間あるんだったら、一緒に行こうよ。」 其れは社会人の始まる、第1歩の時… 中学時代は教室の窓から、 野球部の部活の「練習試合」を観戦した 友達でした。 私たちの住む小さな町に唯一の中学に 隣の市町村の野球部の人たちが 試合をするために、私たちの中学の 校庭まで来てくれたことを、窓から 見ていた思い出の1日がありました。 ちょうど… 「グラウンドに忍び込む。」 と言うと、グラウンドは 野球部の部活の場所だけれど 私と栞ちゃんは… 其の野球部の試合を見守るために、 放課後の教室に忍び込む、 と言う説明がちょうど良い表現の ようだと思いました。
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