時計は、置かない

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僕の部屋には、時計がない。 ワザとおかない様にした、、、、、 —————————————————-少し前 病気を治して、「バーテンダー」に復帰する為 朝のハードワークを始めた。 、、、、かなり、キツイトレーニング。 身体は、全盛期をとっくに過ぎている。 それでも、ゆっくり、そうゆっくりと、 自分の身体に負荷をかける。 まるで、軽く飛んでいる、渡り鳥の様に、 昔の「身体に、強い精神」を昔に遡っていく。 まずは、身体いや体全体に、習慣をつける。 そして、ハードワークに出かける。 帰ってきて、自分の部屋に戻り、 テレビを付け、時間を確認。 それが、6:00でなければならない。 単純だが、コツコツと毎日続ける。 5:59分、、、、、6:01分。 【ダメ、全然ダメ】 「6:00ちょうどでないとダメ」 「勘弁してくれ、もう限界」 「お前は、悔しくないのか」 「、、、、、、、。、、、、」 ことば遊びが、頭の中で交差する。 この、繰り返し、ただひたすらこの繰り返し。 1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月。 やっと【6:00】をみた。 「やったぜ、みたか、もう戻ったな、、、」 そう、握り拳を天に突き上げる。 、 、 、。 、。 精神は満足していなかった。 たった、1秒、ズレていたと、、、 だから、また、 繰り返す。 何度も、倒れそうになり、気を失いかけた。 途中で、 【座り込んでしまう事】もちろんある。 立ち上がれない。 両足が痺れ、力が入らない。 「もう満足」 「そうだろ相棒」 「もう、いいよ」 「死をでしまったら、ね」 意識が、綺麗に染まった 「スカイブルー」に吸い込まれていく。 太陽と意識が、ちょうど重なり光を失った時、 自分が最後の賭けに出る。 「両足でダメなら、、、」 「足をクロスして、、」 「両手に、指先に集中する」  チャンスは一度きり。 意識を集中させ、瞑想する。 自分の【本当のチカラ】をみたい。 立ち上がってみた。 、、、、、、、、、、【成功】 生まれて初めての感情。 誰にも負けない強さ、、、 自分だけが、俺だけのチカラを手にいれた。 フラフラと、自宅に向かって歩く。 戸を小指であけ、人差し指で締める。 階段をみて、「ゾッ」とするが、 ここで、休んでは、意味がない。 階段は、後ろ向きで一段、また一段と上がる。 足を後ろに、そっと伸ばし、カカトからゆっくりと、、、 
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