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「そりゃ……、匂い惚れしたからな。セイジュのことが好きだから、匂いもずっと嗅いでいたい」
何だか上手く丸め込まれたような気がしないでもないが、俺の匂いを嗅ぎながら、幸せそうに目尻を下げて笑っているリザベルトを見たら、まぁ、いいかと思ってしまった。
「わっ……リザベルト、そ、それ……」
抱きしめられていたら、硬いものが当たる感覚がして、視線を下に向けるとリザベルトの股間が衣服を押し上げて大きく盛り上がっていた。
「……悪い。嬉しくて興奮が治らない」
顔を赤くしたリザベルトは、トイレに行ってくると言って俺から離れようとした。
無性に寂しくなって、俺は手を伸ばしてリザベルトの腕を掴んだ。
「え?」
「さ……触りたい、んだけど……だめ?」
この先に何があるのか。
それが知りたくて、俺はリザベルトの青い瞳を見つめた。
リザベルトと付き合うためには、性的な面で自分が使い物にならなければ、継続していくのは困難だ。
だからそういう意味で慣れておくことが必要だろうと俺はリザベルトに触れたいと言った。
リザベルトは俺の言葉に一気に興奮したのか、目がギラギラと強い光を帯びて、その勢いで俺を抱えてベッドまで運んだ。
リザベルトは下着一枚になると、すでにそこは収まりきらない大きさで、先っぽが出ていた。
腹につきそうなくらいにそり返っていて、ビクビクと揺れていた。
「……手を貸してくれ。あと、少しだけ匂いも嗅いでいいか?」
こういった行為の知識はほとんどないので、俺は言われるままに手を伸ばした。
下着をずらして、ぶるんと飛び出したモノに手を這わせると、リザベルトが息を吸い込む音が聞こえてきた。
不快感など微塵もない。
硬さも熱も、全て愛おしく感じてしまい、俺はその勢いに乗って上下に擦り始めた。
「ん………っっ……はぁ………」
力加減を気にしながら、気持ち良さそうなところを擦っていくと、リザベルトの息遣いが部屋に満ちていった。
リザベルトは俺の首筋をクンクンと嗅ぎながら、その度に恍惚の表情になって、先端が膨れて先走りが飛び出した。
そんな乱れたリザベルトの姿を見ていたら、俺も興奮してきてしまい、モゾモゾと下半身を動かしてしまった。
「セイジュ……まさか……」
「ん……俺も、一緒に……いい?」
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