🥀その日の昼下がり🥀

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私 白樺 菫 (シラカバスミレ) 「は、ひ…ぁ… その、ありがとうございますっ///」 私は照れ隠しのためもあるけど 彼の手を引いて、自室前まで連れてきて そっと手を離し、玄関の鍵を開け 先に中に入るように伝える。 サイレントキラー 山野辺 霧斗 (ヤマノヘキリト) 「…」 彼は音を立てず そっと玄関に入り、部屋を見回す… 一瞬、彼の気配が消えたから びっくりしてしまった! 私 白樺 菫 (シラカバスミレ) 「あ、あの…お茶を、お出しますから 食卓の椅子に座って 待っていてくださいますか?」 山野辺さんは頷き、靴を脱いで リビングに向かい椅子に座る。 サイレントキラー 山野辺 霧斗 (ヤマノヘキリト) 「…いい匂いがする部屋だな…」 …/// 私 白樺 菫 (シラカバスミレ) 「えと…ぁの、紅茶とコーヒーは どちらがいいでしょうかっ」 リビングまで来た私は 椅子に座る、彼に顔を向ける。 サイレントキラー 山野辺 霧斗 (ヤマノヘキリト) 「では、紅茶をお願いしようか…」 私は頷き、山野辺さんは噛んでいたガムを 包みに出して丸めポケットに いれようとしたから私は手を差し出す。 私 白樺 菫 (シラカバスミレ) 「私、捨てますから…それ、ください。」 彼は何度かまばたきしたあと、フッと笑って その丸めた包みを渡してくれたから そばにあった、ゴミ箱に捨ててから さっそく…彼に背を向けて 紅茶を淹れる準備を始めたんだけど すごく、熱っぽい視線を背後から感じて… なんだかムズムズしてしまう…///
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