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私
白樺 菫
(シラカバスミレ)
「は、ひ…ぁ…
その、ありがとうございますっ///」
私は照れ隠しのためもあるけど
彼の手を引いて、自室前まで連れてきて
そっと手を離し、玄関の鍵を開け
先に中に入るように伝える。
サイレントキラー
山野辺 霧斗
(ヤマノヘキリト)
「…」
彼は音を立てず
そっと玄関に入り、部屋を見回す…
一瞬、彼の気配が消えたから
びっくりしてしまった!
私
白樺 菫
(シラカバスミレ)
「あ、あの…お茶を、お出しますから
食卓の椅子に座って
待っていてくださいますか?」
山野辺さんは頷き、靴を脱いで
リビングに向かい椅子に座る。
サイレントキラー
山野辺 霧斗
(ヤマノヘキリト)
「…いい匂いがする部屋だな…」
…///
私
白樺 菫
(シラカバスミレ)
「えと…ぁの、紅茶とコーヒーは
どちらがいいでしょうかっ」
リビングまで来た私は
椅子に座る、彼に顔を向ける。
サイレントキラー
山野辺 霧斗
(ヤマノヘキリト)
「では、紅茶をお願いしようか…」
私は頷き、山野辺さんは噛んでいたガムを
包みに出して丸めポケットに
いれようとしたから私は手を差し出す。
私
白樺 菫
(シラカバスミレ)
「私、捨てますから…それ、ください。」
彼は何度かまばたきしたあと、フッと笑って
その丸めた包みを渡してくれたから
そばにあった、ゴミ箱に捨ててから
さっそく…彼に背を向けて
紅茶を淹れる準備を始めたんだけど
すごく、熱っぽい視線を背後から感じて…
なんだかムズムズしてしまう…///
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