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サイレントキラー
山野辺 霧斗
(ヤマノヘキリト)
「ッ…///」
(心:なんて目で見つめてくるんだ
この女…か、可愛い…ッ//)
彼が息を詰まらせて視線をそらしてしまったけど…
ガムのパッケージだけは差し出してくれた!
私
白樺 菫
(シラカバスミレ)
「良いんですかっ」
山野辺さんは深呼吸する…
サイレントキラー
山野辺 霧斗
(ヤマノヘキリト)
「はあ…く、食えば良いだろ?
バブルガムの1つや2つや3つ
くれてやるよ、こんなの安いもんさ…」
私は、満面の笑みで彼を見上げる!
私
白樺 菫
(シラカバスミレ)
「ありがとうございます♪」
私は、差し出されたパッケージから
ガムを1つ取り出したんだけど…
板みたいな形じゃなくて、正方形の形をしていた。
確かに、味が濃そう!
その包みを外して、さっそく食べてみる。
サイレントキラー
山野辺 霧斗
(ヤマノヘキリト)
「…//」
彼もパッケージから、ガムを取り出して
包みをはずして食べながら
先に部屋を出ていってしまった!
私
白樺 菫
(シラカバスミレ)
「んっ…待ってください~!」
玄関の鍵をかけて
なんとか、その背中に追いつくっ
あれ…?
アパートの駐車場に
タクシーが停まってる…
彼は階段を下り
そのタクシーのそばで振り向く。
サイレントキラー
山野辺 霧斗
(ヤマノヘキリト)
「はやくしろ、菫…こいつは
俺が呼んだタクシーだからな。」
いつの間に…
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