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一緒にホテルに入って、彼は
チェックインの手続きをしてくれてるみたい。
そして鍵を渡されたようで
一緒にエレベーターに乗り込む。
サイレントキラー
山野辺 霧斗
(ヤマノヘキリト)
「…」
エレベーターは7階で止まり
その廊下を進み、彼は
奥の方にある部屋の鍵を開けてくれて…
先に部屋に入るよう促され
お先に部屋に入らせてもらった。
私
白樺 菫
(シラカバスミレ)
「なかなか、良い部屋ですね。」
続いて山野辺さんが入ってきて微笑む。
サイレントキラー
山野辺 霧斗
(ヤマノヘキリト)
「少し高い部屋だからな
良い部屋でなくては困る。
それで、話しというのがだな…」
再び全身が緊張感に包まれる。
私
白樺 菫
(シラカバスミレ)
「は、はいっ」
彼は窓側の椅子の向きをこちらに直して
座りながら足を大股に組み、頬杖をついたから
私は、その足元に座り彼を見上げる…//
サイレントキラー
山野辺 霧斗
(ヤマノヘキリト)
「実は、俺は住居を持たず
依頼を受けた所に
すぐに、行けるようにしてるんだ…
それで…次の依頼が海外から来ていてな
出来れば、付き合ってほしいんだが。」
か、海外!?
私
白樺 菫
(シラカバスミレ)
「あの…こっちには
帰ってくるんですか?」
彼は頬杖を止め、組んでいた足を
元に戻し、今度は前屈みに座ってきた…//
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