第三彼氏K君・AB型

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 K君は、常にブラックジョークばかり言っているユニークな人でした。顔もユニークだけどメンタルもユニーク。ドラ〇エマニアで、ゲームはドラ〇エしかやらない。しかも、すぎ〇まこういち先生の座談会に呼ばれるほど熱心なファン。ある意味、突き抜けたドラ〇エマニアでした。  K君のブラックジョークにいつも笑って、二人で面白おかしく時を過ごしていました。  私もK君も、時が来たら結婚するつもりでした。でも、ここで決定的な出来事が。  多剤大量処方により、妊娠する事が禁じられていた私は、四人兄弟の長男K君の子供を産んであげる事がどうしても出来なかった。医師から妊娠だけは禁じられていた。そして、どんどん悪化していくメンタルでは、子育てをする勇気も持てなかった。  でも、K君は子供が欲しかった。K君の親御さんも、跡継ぎを望んでいた。 「お前んとこ、子供作らねぇなら家督は継がせねぇからな」  と、言われたのが私の父の耳に入り、父は激高しました。 「別れろ!! 今すぐ別れろ!!!」  私とK君がお付き合いを初めて五年が経って居ました。K君との思い出は、有り過ぎて書ききれない。旅行にも行きました。夢の国にも行きました。あちこちドライブもしました。  本当に、色々な所に連れて行ってもらったし、色々美味しいものも食べさせてもらったし、どんどん太っていく私を見守ってくれていたK君。  私の父の激高により、その関係は終わりました。 「お父さんをここまで怒らせたら、もうダメだ」  私の父は、普段は無口であまり言葉を発しない寡黙な男で、怒る事もしません。爆笑もしないけど、怒りもしないのです。その父が怒り狂った。これは私にとってはショックでした。  K君にサヨウナラを言うと、K君は「頭をハンマーで殴られたみたいだ」と言いました。  ごめんね、K君。君との記憶の数々は、今でも心の中にあるよ。君が居なかったら、私は人をきちんと愛するということがどういう事か一生理解できないでいたかもしれないね。  ありがとう、K君。  さて、このK君のエピソードから、世間の皆様が思う所のAB型っぽさは感じ取れてもらえたでしょうか?  今までの三人は、元カレです。  次は、私が夫に選んだO型彼氏が華々しく登場いたします!!
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