最後の彼氏は夫になったEさん・O型

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 それから、私には色々と大変な事が起こりました。薬の副作用で死にかけたり、そこから復活したり、最後の入院をしたり。  その間も、Eさんは逃げずにお見舞いに来てくれたし、献身的に傍にいてくれました。 「あんた、付き合って間もない彼女が死にかけて入院したら彼氏逃げちゃうんじゃないかって、お母さん心配してたのよ」  と、母には言われましたが、Eさんは逃げなかったです。私はここからしばらく大変な思いをしたけれど、Eさんは支えてくれました。  そして、Eさんはいつも笑顔で大らかな懐の深さで私を包み込んでいてくれたのです。それが、私にはとても心地よくて、安心感があって、この笑顔を永遠に守りたい、と思ったのです。  Eさんは十三歳年上だけど、何となく守りたくなっちゃう。それがEさん。  年の差を感じさせない、子供っぽい所もある人で、でもいざという時は頼りになる。それがEさん。  付き合っていく中で、Eさんは両親から虐待されていた非虐待児であると分かりました。それが原因でPTSDを発症し、双極性障害Ⅱ型である事も判明。後に発達障害(ADHD)も判明しました。  でも、私もこの病気のデパートみたいなEさんから逃げなかった。  共に支え合ってお付き合いを続けました。  そうして、三年の交際期間を経て、私とEさんは結婚しました。そう、の爆誕です!!!  Eさんは、現在の夫であるおいたんなのです。  Eさんの笑顔を永遠と守りたかった。Eさんを母親の呪縛から解放してあげたかった。Eさんとなら、どんな苦労も耐えられると思った。何よりも、Eさんの傷付いている魂を、少しでも慰めてあげたかった。    それが、Eさんと結婚した理由(ワケ)です。  このエピソードから、EさんにO型っぽさを感じた方は居たでしょうか?  次回は最終話で、私の血液型の発表と、まとめをします!!
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