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今日は、秋の収穫祭。
村の広場に置かれた複数の机の上に、昨日までに収穫された新鮮な野菜を使った料理の皿が、いくつも並んでいる。
広場内で、魔物の肉を串に刺して炭火で焼いている人も居た。
この料理は、村の住人なら自由に食べていい。全て無料だ。
僕と母は、この祭りが大好きで、この日をずっと楽しみにしていた。
僕たちが家で普段食べている料理より、ずっと美味しい。
祭りで出る料理には、『ななな』は使われていないから美味しいのだ。
ななな料理は、もう、うんざりでござる。
秋の収穫祭、最高!!
普段は、あまり化粧しない母は、今日は化粧をしていて、いつも以上に美しい。
服も普段着ないような、おしゃれなドレスを着ている。
僕も、いつもより少し良い服を着て収穫祭に参加している。
この日のために、母が買ってくれた服だ。
ありがとう母さん。
朝早くから祭りの準備が始まり、昼の時間より少し前から収穫祭が始まる。
僕と母は、祭りの準備が終わったところで、一度家に帰って着替え、体を拭いた。そして、母は化粧をしてから収穫祭の会場である、村の広場に戻って来たのだった。
他の村人たちも大体同じで、おしゃれしてから祭りに参加する。
おしゃれをしないのは、肉を焼いているオジサンや、既に酒を飲んでいるオジサンたち。
村長の爺さんが、祭り開会の挨拶をする。
爺さんの話はいつも長いので、僕は話を聞かずに料理の皿を眺めながら、何を最初に食べようかと考えていた。
村長の挨拶が終わったようで、ガヤガヤと騒がしくなった。
僕は、美味しそうな料理があるテーブルに向かって行く。
走ると危ないので、人とぶつからないように気を付けて歩いた。
料理を取り、パクっと一口。
うまぁー!何これ、美味しいー!
パクパク、うまうま。
僕は夢中で食べていた。
満腹になり、僕は食べるのを少し休む。
もう少し経ったら、再び食べるつもりだ。
こんなに美味しい物をいっぱい食べられるなんて幸せだな。しかも、『ただ』なのが一番良い。
祭り会場の広場内を歩きながら見る。
村人たちがおしゃれな服を着ている(地味な色の服を着ているオジサンもいる)中で、白い色のドレスを着た女の子が僕の目に留まる。
白って、意外と目立つものなんだな。
その白いドレスを着ている女の子が数人居る。
そのドレスは袖が無く、女の子の肩が見えていて、女の子が手を上げると脇の下が見えた。
白いドレスのスカートの丈は膝の高さまであり、太腿がスカートで隠れているが、シルエットは見える。母が言うには、女の子たちが着ている白いドレスは『ベビードール』と言う種類の服らしい。変わった名前だな。
白いドレスを着ている女の子たちは、明日に成人式をする12歳の新成人だった。
明日の成人式では、女の子たちは綺麗なドレスを着るようだけど、今日の収穫祭では白いドレスを着るように昔から決まっているようだ。その理由を僕は知らない。
その白いドレスに使っている布は、厚みが薄くて柔らかい素材のようで、女の子の身体のラインが良く分かる。
特に胸の部分の布は膨らみに沿って肌に貼り付いているようで、形が綺麗に出ていて素晴らしい。
それに、その白い色の布は少し?いや、だいぶ透けてしまうようで、肌の色に違いがある部分は、離れいる僕の場所からでもボンヤリとグラデーションが見えていた。
新成人の女の子に近付いてみると、女の子は周囲の人たちに見られて緊張しているようで、ピンと立っている。
ああ、そのドレスでは少し寒いのかもな。
でも、祭りが始まったら大人の人から酒を飲まされて体は暖まると思うから、あと少しの辛抱だと思う。
きっとポカポカして、ドレスも脱いじゃう女の子も中には居るかも知れない。それは僕の願望だけどな。
白いドレスを着た女の子の後ろ側にまわると、お尻のラインが綺麗に出ているのが見えた。
ジッと見ても白いドレスからパンツの色は透けて見えず、透けて見えるのは肌の色にしか見えなかった。
近くに居る5歳ぐらいの男の子が、白いドレスの女の子のスカートを捲ってくれないかな?
あっ、酔っぱらいのオジサンが、白いドレスを着た女の子のお尻を撫で始めた。いいなぁー。僕も触りたいな。
あのオジサンみたいに、スカートの中に手を入れて、お尻の谷間から股下まで指を這わせてお尻を撫でてみたい。
そう思っていると、酔っぱらいのオジサンがオバサンの集団に何処かへ連れて行かれた。とりあえずオジサンに向かってナンマンダブナンマンダブと謎の呪文を唱えてあげた。
僕は、白いドレスを着た女の子に近寄ると危険な感じがしたので、別の場所を見に行く事にした。
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