初恋

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 かくして、バレンタインの日。  わたしは、一也くんにチョコを渡し、自分の気持ちを伝えた。 「一也くんのこと、好きになっちゃった」  一也くんは、目を大きく見開いて、始めは驚いていたけど、 「僕も遥ちゃんのことが、好きだよ」  と言ってくれた。 「だけど、本当に僕でいいの?」  と少し自信なさそうに聞いてくるので、 「あなたがいいの」  と、わたしは自信をもって笑顔で答えた。
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