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驚きのタクシー
さて、うつ病やる気日記をお読みの皆様はご存じの通り。
お読みでない方のために、少々ご説明を。
我が家は夫と二人暮らし。5月2日に夫の実家に義母の顔を見にいきました。そして、午後まで家の中のやってほしい事とかお買い物とかちょっと食事とか。そんな感じで日帰りをする予定でした。
しかし、2日に夫の実家についてすぐに、
「調子が悪いから連れて帰ってほしい。」
と、お申し出が。
元々同居も視野に入れていまの団地を購入したので家に来てもらう事は全然かまわないのですが、突然だったので、2日は一緒に東京に戻り、お部屋は翌日整えて、やっと落ち着いてゆっくりしてもらっています。
髪を切りたかったが4月29日に転んでしまって、そこから調子が悪く、何もする気も起きないという事で来てもらいましたが、2日の夜から3食しっかりご飯を一緒に食べている間に3日の午後には大分元気になっていて、美容院の予約をしました。
いつも私が行っている美容院です。
足が弱いのでタクシーでいきました。
さぁ、ここからが本題でございます。
タクシーの運転手さんは女性でした。
美容院の後、少し歩いてN駅まで行く予定だったのでタクシーに義母の押し車を積んでもらいました。
タクシーGoで呼んだのですが、その美容院の位置情報が上手く出なかったので乗ってから私が説明することに。
まず、団地を出て、どちらに行くか聞かれました。
目的の美容院は多摩ニュータウンからN駅に向かって左側にあり、信号のあるT字路の突き当りに位置しています。
なので、
「ニュータウン通りに出て、N駅に向かってもらい信号の手前で止めてください。」
と、お願いしました。
が、お願いしている途中から説明の途中から言葉を挟んできて様子がおかしなことに。私がニュータウン通りに出て、まで説明した後、いきなり説明を遮り、
運転手「ニュータウン通り、混んでるよ。良いの?」
運転手「今日は本当にあっつい。お客さんは涼しいでしょう?私クーラーつけておいたから。お客さんの席は窓にお日様が熱くないシート貼ってあるから。」
運転手「私の席は前から日が当たるとあっつくて。サウナだよ。」
私・義母「・・・・・」
いや、そんなこと言われても、タクシーの運転はあなたの仕事だし、後部座席にシート貼ってあるのは会社のしたことだろうし。
それより、説明をちゃんと聞いて。と思い、
私「ニュータウン通りが混んでいても、そちらから行ってもらわないと、お店の前につかないので、そちらからお願いします。」
運転手「あぁ~、そういうことね。お店の場所知らないから。じゃぁそうやっていきます。」
私「お願いします。それで、信号があるので、信号の手前で止めてください。」
運転手「はい。そうそう、昨日から多摩モノレールの下の通りも凄く混んでいてね、私は渋滞が大嫌い。運転する人はみんな渋滞嫌いだけど、本当にストレスだから。」
私・義母「・・・・・」
いや、聞いてないしね。説明は分かったのかな?
渋滞が嫌いって言われても、今関係ないし。
延々と一人でしゃべる女性運転手さん。
お名前を見ると中国の方。そういえばイントネーションも少し違ってた。
コミュニケーションをとる。を勘違いしているのだろうか。
そして、更にしゃべる。
運転手「この前もね。道があんまり混んでいたから、いつも友達を八王子まで送ってあげるんだけど、電車で帰ってって言って、駅で下ろしたよ。」
私・義母「・・・・・・」
うん。あなたの友達の話は興味ないし。
途中、二人で薔薇が綺麗な家とか見つけて、義母と顔を見合わせ、無言で綺麗~、とかジェスチャーで過ごしていました。
ようやく店の近くに着いたので、
私「あの信号の手前でお願いします。」
運転手「お店はここ?」
私「いや、その向こうの美容院ですけど、横断歩道の上はまずいし・・」
運転手「大丈夫。お店の前まで行きます。」
止める間もなく店の前へ。
運転手「どうぞ~。」
と、スライドドアを開けて、義母が降り始めたとき、運悪くUターンの車が。
『あぁ、だから信号の前でって言ったのに。』
と思っていた時、驚いたことに
運転手「あ~、ちょっとまって、Uターンの車来たからすこし動かします。」
と、ドアを開けたままタクシーを動かし始めました。
私は降りようと足をおろす義母の腕を急いで引いて、
私「お義母さん、ちょっとまって。」
義母「え?降りていいの?」
と話がかみ合わず、ドアが開いているのでさらに降りようとする義母。
私「まって、車動いているから。」
まったく、ドアを開けっぱなしでタクシーを動かすなんて。
驚きと、義母が落ちるのではという心配でもうドキドキでした。
美容院でのカットと前髪パーマはとてもうまくいって、義母もご満悦。
とてもさっぱりして来週からの病院も気持ちよくいかれそうです。
そこで、夫と合流して、N駅まで歩きました。
お昼を食べた後、隣のT駅まで電車で行って昨日買えなかった義母の欲しい時計を買いました。
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