キラー・イズ・ジモン

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 女性客は解放され、ヤツの手からナイフが押収された。  ヤツは、私を見詰めながら、 「ムムム‥‥オレのことを笑え‥‥」  それは私の双子の弟で、探偵になって成功した私に当て付けて、 時々、こんな事をする‥‥バカだった。  一方、別の出入り口から、タンカを持った二人の救急隊員と、別の刑事が駆け込んで来た。  そして刑事が見守る中、例のトイレの死体を運び出して行った。  司法解剖を警視庁系の警察病院で行うためだ。  私は、はっとして、閉まりそうなドアからホームにでると、連行されて行くヤツを追いかけ、 「悪い。ちょっと待ってくれー!」  刑事たちが立ち止まると、私はヤツを殴り、 「いいかジモン、もし出所()られたらオレの所でやり直すんだ!」  ヤツは泣きながら、うなづきやがった。  ――おわり――

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