第四話「届けたい想いを詩に乗せれば」

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第四話「届けたい想いを詩に乗せれば」

 手を出さなければ誰にも嫌われることはない  余計な欲を持たなければ……同じ幸せを持ちたいと思わなければ、後悔もしない  でも、気持ちを伝えなければ関係が変わることもなくて、今以上の幸せな日々もやっては来ない……永遠に満たされる事もない  どうして気持ちを伝えなかったのかと、後に自分を責め続ける  他の誰かに嫌われる覚悟がなければ、得られる幸せもない  誰かに嫌われる覚悟  誰かの一番になりたいという願い、内から湧いてくる衝動  ”同じ幸せ”  私もあなたも、親達が愛し合ったからこそ産まれた命  私も、そんな”同じ幸せ”を望んだ  当たり前のように、ありふれているのに、遠い場所  歳をとっても一緒に寄り添っていられることが、普通じゃないって分かってるから  あなたと愛し合う日々が続く未来を  私やあなたを産んでくれた、かけがえのない愛の絆を  私は望みます  私は覚悟を決めました、あなたはどうですか?  この気持ちに応えてくれますか?  この想いの大きさに、気付いていますか?
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