【2章】17年後の元半グレ

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黒崎は鋭い目でサトルの顔をじーっと見ている。 「サトちゃんやっけ‥?」 黒崎はまだ目線を外さない。 サトルはほんの少し動揺している。 「ええ飲みっぷりやんかー!もう一杯行くでー」 黒崎はサトルの前にもう一杯イエガーを置いて乾杯を求めた。 「黒崎さん、俺もまぜてくださいよー」 シュンもイエガーを手に取り、輪に混ざった。 「今日は朝までガンガン飲むからついてきてやー!」 その日の黒崎アフターのお会計は80万オーバーであった。 店も終始満卓で、シュンはせっかく来てくれたルイとロクに会話も出来ぬまま各テーブルの接客で泥酔していくのであった。
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