【1章】叩きのお仕事

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キィィ 金庫のあく音がする。 『クソ…クソクソクソ』 ボト、ボトっと札を束で数える音がする。 シ「なんだ5000万だけ?」 「はあ?5000万も!やぞ!」 シ「まあいいや、でも無傷で命も助かってよかったね」 「どこが無傷じゃボケ!思いクソ殴りやがって」 筋「なんだこいつ、いきなり威勢よくなりやがって」 背「金出したからもう助かる気でいるんだな」 「えっ…」 シ「とりあえず先にお金分配しよっか」 札束を投げる音がする。 「おい…おい!ここで分配すなや!生々しいやろが!」 筋「うるせーなー」 シ「よし、これでぴったりだな」 「もう諦めたわ、諦めたからお前ら金持ってリカちゃん置いてはよ帰ってくれ」
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