【1章】叩きのお仕事

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シ「は?何眠いこと言ってんの?リカちゃん置いて?」 「そうや、もうええやろ」 シ「ダメダメ、無一文の黒豚には何も価値ないけどこの子はこれから俺らの財布になってもらうんだから」 「財布って…どないすんねん!」 シ「色々ルートはあるけど一番手っ取り早いのはダルマで海外の富裕層に売るか、中国の富裕層に奴隷契約もありかなー」 「お、お前ら…人の心ないんか!」 シ「うわぁ、老人の方々騙して金儲けしてる奴が一番言っちゃいけないセリフだわ」 シュンは笑っていた。 シ「と、いうことでまずはこの後俺たちが楽しませてもらってからだけどね~」 「やめろ…やめてくれぇ…」 シ「さ、こんなとこ長居しても意味ないしそろそろ撤収しようか」 「まてぇ…待ってくれぇ…」 シュンたちが部屋を出て行く。 ドアがバタンと音を立てて閉まる。 誰もいない部屋でまさとは袋を被されたまま静かに泣いた。 「あいつら‥いつか見つけ出して絶対落とし前つけたる‥」
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