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「シュン、こっから忙しくなるんじゃないの?あれだったら俺そろそろ帰るけど」
「いや、アレだな、、、」
シュンは少し考えた。
「ちょっと紹介するわ!」
「お、おう」
「まあさっきの話の続きは明日にでもするよ」
「おう、頼むわ」
「じゃあ向こうの席行こうぜ」
サトルは立ち上がり、シュンに続いた。
「黒崎さん、こいつ俺の古い友達で、今日数年ぶりに再会したんですよ。一緒に飲ませてもらってもいいすか?」
「おおー、シュンちゃんの昔の友達か!飲もう飲もう、一緒に飲もう」
「イエガー20はいー!」
ラムがふにゃふにゃになりながらイエガーをオーダーする。
「ラムちゃん、それ自分も飲むんやでー?」
黒崎が心配そうにラムに声をかける。
程なくして若手スタッフがイエガー20杯を乗せたトレーを持ってシュンたちの席にやってきた。
「あああ、今日も二日酔い確定のやつやんー」
シュンは頭を抱えつつも売り上げを計算している。
「シュンちゃんの友達、名前は?」
黒崎がサトルに聞く。
「初めまして、シュンとは古い腐れ縁で、自分はサトルって言います」
「サトちゃんか!サトちゃんもちろん飲めるクチやろ?乾杯しよかー!」
黒崎はそう言うとみんなにイエガーを配り始めた。
「すいません、頂きます」
「それじゃあ、シュンちゃんが久々に友達と再会したということで、乾杯ぃー」
『かんぱい!』
乾杯と同時に全員がイエガーのショットグラスを空にした。
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