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扉が開くと仲間の二人が先に降りて、通路を確認する。
背の高い方の男がシュンに合図を送った。
リカの背中にナイフを当てたまま、ゆっくりとエレベーターを降りる。
「何号室?」
シュンが冷たく尋ねる。
「50…3」
リカが怯えた声で答えた。
部屋の前にリカが立ち、三人は構えた。
「はい~、じゃあその呼び鈴を押してもらおうか」
「………」
ゆっくりとリカの指が呼び鈴に伸びていく。
ピンポーン
ほどなくしてドアが開く。
「はいはい、リカちゃ…」
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