【3章】大人になったクソ餓鬼

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更衣室のシャワーを浴びながらシュンは色々と考えていた。 歌舞伎町で長年商売をしてあらゆる人脈が出来たものの、悪い噂のある付き合いのある人間に「叩きやってますか?」なんて聞ける訳ない。 聞いたところで「そうそう、うちのグループ最近やっててさー」なんて言うわけもない。 そうなると一般の闇バイトから頭使ってたどり着いていくしかないのか? 寄せ集められた受け子みたいな末端と繋がっても、そいつらはSNSで応募した何も関係ない奴らで、上の人間のことなんかこれっぽっちも知らない。 ならば、金の流れを辿って行って上の人間と繋がっていくしかない。 そんなことを考えていた。 「お前らの代えのシャツ、置いてあるからな」 着ていたシャツは汗だくでビチャビチャだったため、ユウスケが代えのシャツを用意してくれていた。 「ありがとう、使わせてもらうよ」 シュンはシャワーを止めて言った。
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