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シュンとサトルはタオルで頭を拭きながら出てきた。
「お前ら似合ってんな」
二人が着替えにもらったTシャツは、子供食堂に来ている5歳児がクレヨンで書いたウサギの絵をプリントしたシャツだった。
シュンとサトルはお互いを二度見した。
「で、今日はなんかあってわざわざここまで来たんだろ?」
ユウスケは二人に尋ねた。
シュンは半呼吸置いて答えた。
「いや、ほんとに昨日数年ぶりにサトルと会ったから、今日は生存確認しに来ただけだよ」
半分嘘で半分本当だった。
ユウスケには今の生活を守って行ってほしい。
そんな想いだった。
「そうか、まあ俺も久々に二人に会えてよかったよ」
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