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「 間違ってはいない。
仮に間違っていないとしましょう。
そう仮定した場合、あなたが私に求める協力というのは、あなたがオーガズムに達するためにセックスと暴力の相手をして欲しいということでしょうか?」
「 はい、その通りです。」
女の表情は崩れない。
この状況でなお、統制されている。
「 その協力が得られると思っていますか?
講義を受講されていたとはいえ、正直、私にとってあなたは初対面の来談者です。
その私に傷害あるいは殺人のリスクを背負ってセックスをして欲しいと?」
「 一流のサディストである先生ならば、そのリスクを回避しながら私を悦ばせてくれる技術があるのでは?
逆に先生はいかがですか?私に苦痛や恐怖を与えながら、そのはぜりそうな性器で無茶苦茶にしてみたいとは思われませんか?」
あぁ、いいね。
パンツから冷やかな濡れを感じて理性が飛びそうになる。
「 あなたに経験があるのかないのかはわかりませんが、
一般的に言えば、そういうSM的行為には、普通のセックスよりも深い信頼関係が必要とされるのでは?」
「 はい、私も同意です。
ですから、今日は先生との信頼関係を作るための最初の一歩だと思っています。」
藤子の笑顔がそこにはあった。
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