地理

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雲の峰(スフ・マリス) 王都エンドラッドの東部を占める急峻な山脈。数百年噴火していないが、黒煙が常時上がり続ける活火山である。以東は国境も定かではなく、延々と風雪地帯が続いており、隣国の存在も伝説的となっている。国交が皆無のため交通が発達せず、道路が整備されていない。谷間の地帯には独自の文化を持つ民族が暮らす地域が点在する。 母なる水源(ドゥアーミン) 王都エンドラッドの南にそびえ、水源として大切にされている緑豊かな山。水道橋を中心に、麓から中腹にかけて草原の人々(ヒャルマール)の暮らす街や田園が広がる。 日の眠るところ(アッティ・リンズ) 王都エンドラッドの西部に連なる連峰の総称、最高峰は標高223グラードル。白い岩肌が特徴で、夕日により赤く染まるため、日の眠るところ(アッティ・リンズ)と呼ばれる。丘の人(ベルグフォルク)が暮らすヨーク地方との境となっている。 ヨーク 王都エンドラッドより100グラードルほど標高が高く、非常に寒冷でそのほとんどが荒地と岩山である。神代より丘の人(ベルグフォルク)の土地とされ、王政下にはあるもののその影響は少ない。監政官(ラヴィレス)を担う十三家から王が選定した者を派遣し統治しており、かつ定期的に国経省(ルァキリス)から監西使(ラッティサル)が現地へ赴き、納税(山羊の乳、乳製品中心)等の確認を行う。 また、ヨークに住む草原の人々(ヒャルマール)丘の人(ベルグフォルク)を屋敷仕えとして雇い、労働の対価として金銭を支払うことで貨幣経済が浸透している。
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