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「ふわふわパンダさん」
愛理は嬉しそうにわたしの鼻面を撫でた。そう言えば、こんなに近くで愛理といるのは久しぶりだった。ここ最近は、夜遅くまで仕事で土日の休みには昼頃まで寝てしまい、動物園に一緒に行っていた頃が遥か昔に感じられる。
「愛理、そう言えば最近、動物園に行けてなくてごめんな」
わたしが愛理の頭を撫でながら言うと、愛理はきょとんとした顔をした。
「パンダさん、愛理に会いに動物園から来たんじゃないの?」
「はは、そうだな。愛理に会いに来たんだよ」
「やっぱり! 来てくれてありがとう!」
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