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   ある日のこと、いつものように僕が、たま美ちゃんを追いかけて泳いでいると、水草の隙間から、たま美ちゃんを狙う影が…… 「危ない、たま美ちゃん!」  僕は必死に泳いで、たま美ちゃんに追い付くと、勢いよく、たま美ちゃんに身体をぶつけた。 「キャッ」  たま美ちゃんが、弾き跳ばされる。  その瞬間、ミズカマキリの鎌が振り下ろされた。 「ああ」  僕の尾は、ミズカマキリの鎌でざっくりと切り裂かれてしまった。 「たま吉さん!」  たま美ちゃんは急いで戻ってくると、僕を支えて必死に泳いでくれた。  そして、僕達は何とかミズカマキリの手から逃れることができた。
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