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 僕の尾は大きく裂けてしまって、もう、上手く泳ぐことはできなかった。  僕は、池の底に沈んだ落ち葉の陰に隠れて、ひっそりと暮らした。 「待ってて」  たま美ちゃんは、そう言うと、僕のために、毎日、食べ物を運んでくれた。 「ありがとう、たま美ちゃん」  僕は、たま美ちゃんのおかげで、何とか生きていくことができた。  ふと、落ち葉の陰から水面を見上げると、仲間たちが楽しそうに泳ぎまわっている。  僕は、たま美ちゃんを追いかけて泳いでいた時のことを思い出して、そっと涙を流した。
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