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本屋さんを出て、空き地をフッと見渡すと、ジャイアンリサイタル会場のような土管があり、その上に茶色の毛の丸い子猫がいたわ。
ペロペロ嘗めて毛繕いしてる!
か、可愛いわ!!
あら、誰か来たわ。
「ちゃちゃまる~ご飯だよ~」
「にゃあ~ん」
まあ、お返事をしたわ!
増す増す可愛いわ!
レジ袋をガサガサさせてるわ。
もしかして、餌付けしてるのかしら?
カリカリご飯かしら?
ちゅ~る かしら?
癒されるわ~。
ちゃちゃまるといえば、
愛読してた「秘密のにゃんこ」の
にゃんこも茶々丸だったわ!
( ゚д゚)ハッ!!
いけないわ!
直ぐ足を止めてしまうのは悪い癖だわ!
お米を買いに急がないと!
……おかしいわね…。
とっくに着いてるハズなのに。
なかなか辿り着かないわ。
歩いて15分のスーパーがこんなに遠く感じるなんて―――っ!
本屋さんに行かなければ良かったわ。
イケメントラップ発動されて眼福天国の身悶えしてる暇はなかったのに―――っ!!
今度こそ脇目をせずスーパーへ!
銀シャリ求めて三千里よ!
……三千里って何㎞かしら?
♥️七々虹海さま♥️
「秘密のにゃんこ」
https://estar.jp/novels/26015191
※ 完結 BL
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