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「でも、雨大丈夫ですか」
雨は相変わらず振り続けている。窓を閉めていても分かるほどの音を立てながら、窓を濡らし続けていた。
「あぁ、すぐ近くのコンビニだから」
教授からの連絡はない。
「行ってしまっても大丈夫ですよ。僕が残ってますから」
私たち2人とも声をかけたということは、どちらかがいれば大丈夫なのだろうと思っていた。
いや、とはじめは躊躇っていたものの、やがては私の提案を受け入れて、心配そうな顔をしながらも秀さんはバイトに向かった。
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