1633人が本棚に入れています
本棚に追加
「はい……」
一緒に暮らし始めるのは、まだまだ先の話。
でも、〝約束〟があるだけで、こんなにも気持ちが満たされる。
幸せだな。
さっきまであんなに悩んでいたのが馬鹿みたいだ。
俺は身体をコテンと速水さんに預けた。
彼も、そんな俺の身体を優しく包み込むようにして抱き締めてくれる……。
「速水さん、好きです」
紛れもない、俺の本当の気持ち。
今日、万が一別れ話になったとしても絶対に伝えたかった言葉だ。
「うん。俺も大好き」
「あの、ずっと……」
「ん?」
「……これからもずっと、Domとしても恋人としても、俺のことを独占してください……」
最初のコメントを投稿しよう!