優一

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 ここに座ってどれくらい時間が経ったんだろう。仕事の疲れなのか、俺は突然酷い睡魔に襲われた。  何でこんな時に...  どうしたって、俺は現実から逃げたいようだった。  謝らなくてはいけない。  今美久里が、誰と愛し合っていようとも、  俺はあの時の事を美久里に謝らなくてはいけない。  そして、今度は俺から....  ああ、プレゼント、持ってくるの忘れたな。  睡魔で口も開けない俺は美久里に謝ることなく、深い眠りについてしまった。  起きたら絶対謝ろう。  そう思いながら。
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