始まり

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そあら「結論から言いますと…、純粋で優しく、この学園には存在しないような可愛らしいいい子でした。また会いたいですね。」 珍しいな〜。そ〜ちゃんが僕ら以外の人に興味を示すなんて〜。それもあんなもじゃもじゃに。 こうき「へぇ、普段誰に対しても厳しい言葉で接してるお前からは想像もできない褒め言葉だな。そんなに気に入ったのか?」 そあら「ええ。なにせ、私の笑顔が作り笑いだということに会って数秒で気がついたのは、あの子だけですから。」 ……。 ろくや「その子、すごいね!」 もえぎ「気になる!」 ろくやともえぎ「「会いに行こうよ!」」 しすい「...会...てみ......!」(会ってみたい!) こうき「今はちょうど昼の時間か...。食堂に行ってみるか。」 ろくやともえぎ「「やった~!!」」 みんなあのもじゃもじゃに興味があるのか〜...。 行きたくないけど、......話合わせるか。 るみ「...俺も気になる〜。ついていっていい〜?」 そあら「私が一番に見つけたんです。貴方達には渡しませんよ。特にるみ。」 るみ「そ〜ちゃんがそこまで言うなんていが〜い。もっと気になってきちゃった〜。絶対ついてくね〜。」 そあら「あげませんからね!」 さてさて〜、どんな子かな〜。 ー食堂ー 俺たちは食堂へと移動した。みんなが耳栓をした後、そ〜ちゃんがドアを開けた。 モブたち「「「「「「「......キャーーーーッ。」」」」」」」 モブ「生徒会の皆様に会えるなんて...もうタヒんでもいい!」 モブ「ああ、今日もこうき様は輝いていらっしゃる。」 モブ「るみ様が食堂にいらっしゃるなんて!どうしよう、お化粧崩れてないかな!?」 モブ「そあら様、今日もきっちりしていてお美しい。ああ、乱れた顔が見てみたい。」 モブ「珍しくしすい様の目が、輝いていらっしゃる。頭を撫でて差し上げたい。」 モブ「ろくや様ともえぎ様はどこもかしこも可愛らしい。ああ、あの足でふんでもらえないだろうか。」 ※ここは男子校です。 ...うるさい。だから行きたくなかったんだ。 ろくやともえぎ「「ねえねえ、転校生くんはどこ?!」 こうき「はやく会わせろ、そあら。」 そあら「わかっています。もう一度言いますけど、私が見つけたんですからね。あの子がどんなに可愛らしくても、貴方たちに渡すつもりはありません。」 しすい「...は...くあ...いた......。」(早く会いたいな。) ????「あ!そあらだ!おーい、一緒に昼飯食べないか?!」(クソデカボイス) うるさっ。誰だよ......わ〜お、もしかして〜、あれが転校生くん?
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