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たいよう「お前はなんて名前だ?」(クソデカボイス)
こうき「俺様か?俺様は緯宮乃 紅輝、この学園の生徒会長だ。そのもじゃもじゃの頭で覚えておけ。」
あっちゃ〜。こ〜ちゃん、もじゃもじゃのこともじゃもじゃって言っちゃったよ〜。もじゃもじゃはどう出るのかな〜?
たいよう「だから俺はもじゃもじゃじゃないんだぞ!友達なんだから、ちゃんと名前で呼ばなきゃだめなんだぞ!!それとも、もう俺の名前を忘れたのか?!」(クソデカボイス)
こうき「もじゃもじゃでないと言うのなら、その頭をどうにかしろ。だが......気に入った。」
...こ〜ちゃんももじゃもじゃを気に入ったのか〜。俺はもじゃもじゃに興味ないし〜、面倒くさそうな気配がするし〜、か〜えろ。
俺は一人、誰にも気づかれないように食堂を出て生徒会室へ向かった。
ー生徒会室ー
生徒会室では、まだ終わっていない他メンバーの仕事が机に乗っていた。
るみ(さっきは色々あったな〜。)
雪『たいようさん、すごいパワフルだったね。』
るみ(パワフルってもんじゃないよ。雪、あんな人に[さん]なんてつけなくていいよ〜。まあ、まさか生徒会のみんながもじゃもじゃを気に入るなんてね〜。生徒会以外に仲のいい人が増えるのはいいことだけさ〜。)
白『...なぁ、今夜いいだろ。』
るみ(いいよ〜。そういう約束だしね〜。)
なんて話をしながら、俺は他メンバーのしごとを少しだけやってあげた。
この日、俺以外の生徒会メンバーが、生徒会室に戻ってくることはなかった。
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