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るみ「それで〜?はなしって〜?」
こうき「実は明日、転校生が来るらしい。」
そあら「転校生ですか。微妙な時期ですね。」
ろくやともえぎ「「確かに、変だね。」」
しすい「.....あやし...。(あやしい。)」(起きてきた)
この学校はエスカレーター式で〜、編入生はいても転校生は居ないんだよね〜。
こうき「なにか事情でもあったんだろう。」
るみ「そうかもね〜。ところで〜、その子どんな子なの
〜。かわいい〜?」
そあら「はぁ、あなたという人は本当に...。表面は可愛らしくても、心では何を考えているかわからないのですから、少しは人を警戒してください。」
るみ「ありゃりゃ〜、叱られちゃった〜。」
でも〜、生徒会の中では俺が一番警戒心が強いとおもうんだけどな〜。
し〜ちゃんは純粋だから騙されちゃいそうだし〜、こ〜ちゃんとそ〜ちゃんはほしい言葉を言ってくれた人にはすぐに懐いちゃいそうだもん。ろくちゃんともえちゃんは鋭いところがあるからわかんないけど〜。
ろくやともえぎ「「それで何が言いたいの?会長」」
しすい「......そあ...、るみ、ちゃん...はなし...聞かないと...
め!(そあら、るみ、ちゃんと話聞かないとだめ!)」
そあら「すみません。」
るみ「ごめんね〜、し〜ちゃん。」
こうき「確かに警戒は大事だが、俺が聞きたいのはそれじゃない。明日、誰が転校生を理事長室まで案内するかだ。」
そう言ってこうきは転校生についての資料を俺たちに見せた。資料にある写真には、もじゃもじゃ頭のぐるぐるメガネがいた。
るみ「全然かわいくないじゃん。俺行かな〜い。」
そあら「私も嫌です。」
ろくやともえぎ「「僕達もやだ。」」
しすい「......や。」
こうき「俺だって嫌だ。」
生徒会「....。」
そあら「あなたが行けばいいじゃないですか、るみ。」
るみ「え〜、なんで俺がもじゃもじゃくんを案内しなき
ゃいけないの〜?やだよ〜。それに〜、明日はホームルームに出るつもりだも〜ん。」
そあら「あなたがボーっとして、仕事をしないからです。仕事をしないのであれば、このくらいの雑用はやってもらわなくては困ります。それにどうせ次のセレフを探すことが目的でしょう?」
...なんでだか知らないけど〜、そ〜ちゃんに嫌われてるんだよね〜、俺。
るみ「...違うし〜!」
そあら「どうだか。」
こうき「お前ら、落ち着け。他に用事があるやつはいる
か?」
ろくやともえぎ「「僕らはないよ。しすいは?」」
しすい「......な...い。」
そあら「まさかるみは行かなくてもいいとか言いませんよね?」
こうき「...るみ。お前、本当にホームルームにでるんだよな?」
るみ「ほんとだよ〜。」
こうき「なら、仕方ない。ただ、明日の昼休みは全員に集まってもらうからな。」
そあら「...。」
ろくやともえぎ「「じゃんけんで決めようよ。」」
しすい「......い..よ。」
そあら「はぁ、わかりました。」
こうき「そうだな。」
るみとしすい以外「「「「じゃんけんぽん!」」」」
しすい「じゃん......ぽん!」(じゃんけんぽん!)
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