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るみ「え〜、ホントなのに〜。」
???「ねえねえ、何の話、してるの?」
るみ「あ!聞いてよ〜、かなでちゃん。たっちゃんが俺のこと信じてくれないんだよ〜。」
この人は大日向 奏って名前で三年生で〜、風紀委員の副委員長だよぉ。かなでちゃんって呼んでるんだ〜。明るくて優しいけど〜、校則違反者には二度と違反しないように〜、厳しい罰を与えるオンオフがしっかりしている人なんだ〜。でも〜、俺は罰を与えられたことがないし〜、なぜか優しいんだ〜。やっぱり呆れられちゃったのかな?お茶をすることが好きで〜、よく俺ともお茶とお菓子を飲んでくれるんだ〜。俺があんまりたくさん食べれないことに気づいてるのか〜、食べやすいお菓子を用意してくれるんだよね〜。
かなで「たくみが何を信じてくれないの?」
るみ「俺が仕事の処理が早いってこと〜、信じてくれないんだよ〜。」
たくみ「チャラ男のお前が仕事をうまくこなせるとは思えん。」
かなで「うーん。決めつけは良くないけど、僕もるみが仕事ができるところが想像できないや。ごめんね。」
たくみ「...確かに決めつけは良くないな。りんどうが俺達の前で仕事をして、仕事ができると証明してくれたら信じられるのだが。どうだ、りんどう。今から生徒会室に行き、仕事をしないか?」
...たっちゃんたちは俺のことを信じてくれないみたい。ホントなのにな。
るみ「え〜。やだ〜。今日はサボりの気分なの〜。そこまでしなきゃ信じてくれないんだったら〜、信じなくてもいいや〜。」
かなで「…そっか。僕はるみの仕事姿が見たかったけど、仕方ないね。」
たくみ「残念だな、かなで。」
るみ「…そんな事言われたってやらないからね〜。じゃあ、もう俺行くから〜。」
はぁ、あの二人がそろうと〜、なんとかして俺に仕事をさせようとしてくるからめんどうなんだよね〜。また誰かに会う前に音楽室に行かなくちゃ〜。
かなで「今日もサボるの、止められなかったね。」
たくみ「ああ、だがどうしてか、りんどうの仕事は必ず締め切り前に風紀委員に届く。もしかしたら、仕事ができるということは本当なのかもしれん。」
かなで「そうかも。るみが生徒会の誰かに頼ってるところ、見たことないしね。」
たくみ「…そうだな。りんどうが自分で仕事をしてるということなんだろう。それはいいことなんだが…。」
かなで「ん?どうしたの?」
たくみ「…いや、普段の感じからしたら、なんだか違和感があってな。」
かなで「…違和感ね。」
たくみ「?」
大日向 奏 三年生
ー容姿 かわいい。サラサラ首まである茶色の髪に茶色の目。(遺伝)
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