悪女になんかさせない

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 翌日、早朝からロザリーに抱えられるようにして馬に乗り、城までやってきた。小説の挿絵で細かい間取り図も描かれていたから大きさは想定していたが、目の前にするとより巨大に見えた。  そして思っていたよりも活気があった。多くの議員や使用人が住んでいるようだった。 (ここが、私のこれからの居場所……)
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