カウントゼロになったら。

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きっと、今生きている人は必死だろう。 きっと、辛いこともあるだろう。 でも、きっと、必ず楽しいことはあるから、 俺の分まで、一秒でも長く生きてはくれないか。 過去を振り返るのは、素敵な思い出だけで、 一日一回は、笑おうぜ。 そして、花を眺めるんだ。 家に花が無ければ、少し歩いて花が咲いているところを見つけてみたらどうだ。 きっと、落ち着くと思う。 そして、好きな食べ物を食べるんだ。 珈琲を豆から挽いても良し。 お店に行って、少しの話をするのも良し。 ひとりを好きになるのも良し。 夢を追うのも良し。 人を好きになるのも良し。 ひとつ、言いたいことは 本当に自分が楽しすぎて幸せで死んでもいいって思えるくらいの、満足した人生を過ごしてくれ。 俺の分まで。 約束だ。 お前は、ひとりじゃない。 俺もいる。
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