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重い足取りの中、千は、ひとり、学校にいた。
教室でも、誰も声をかけたがる人などいない。
完全に、ひとりぼっちであった。
何をするのにも、孤立していた。
そんな様子を見て、楽しんでいたのだろう。
もっと、苦しめばいいのに。と思っていたのだろう。
でも、優等生を装っている湯瀬リサコは、そんな千にも、声をかけていたらしい。
声をかけて、話した内容を、他の人達に、話していたのだろう。
フレネミーがすぎる。
フレネミーとは、「フレンド(友達)とエネミー(敵)を合わせた造語」
友達を装いながら、裏で陥れるようなことをしてくる人のこと。
すり寄ってくるのに、陰では悪口を言ったり、秘密をバラしたり、悪い噂を流すことも。
フレネミーは、あなたが困っているときに「私はあなたの味方だから」と近づいてくることがあります。
それで心を許して愚痴を話してしまったら、運の尽き。
相手にバラしてしまうことがあるのです。
つまり、表向きは応援しているけど、幸せになる邪魔をするのです。
湯瀬リサコは、典型的なフレネミーだ。
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