40人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
「は?」
匠が最初に発した言葉はそれであった。
仕方ないことだ
急に自称神がゲームをしていて、自分が死んでて、さらには天使?らしきひとたちと自称神が土下座しているのだ
意味がわかる訳がない
そして……
「『申し訳ありませんでした』」
「は?」
「驚かないでくださいね。あなたはこの糞神のせいで死んでしまったのです」
「ふざけんじゃねえぞ?コラ」
『ヒイイイイイすみません」
そこには恐縮しまくる神の姿が…
「で、なんとかならないのか?まだ未練があるんだが」
「それがですね、この糞神のおかげであなたはとてもイレギュラーな存在になっているんです」
「なるほど。イレギュラーか。それで?」
「普通であれば、病気でも天命でも輪廻転生が行われるんです。しかしこいつがゲームとか言って普通で起こり得ないやり方で殺してしまったので、このままではあなたは消滅してしまいます」
「じゃあ俺はどうなるんだ?」
「こちらの不注意ですので他の世界で生きて頂きます」
『それは他の神に怒られr』
「自業自得だろうが。この糞神が」
「すみませんね。匠さん」
「元の世界には戻れないのか?」
「無理ですね。あの世界戸籍やらなんやらが普及しすぎてポッと出現させると不自然になるんです」
「あ〜確かになりそうだな。わかった。で、その他の世界ってのは?」
「もちろん説明させていただきます」
最初のコメントを投稿しよう!