事件が起こる

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(上に吊り上げられるのかよ。意味わかんねえwww) 「で、ここはどこなんだ?」 匠が降り立ったのはただっぴろい平原のど真ん中であった 「うるさいですよ」 「え?誰が喋ってるんだ?」 匠は周りを見回す。しかし周りには誰も居ない 「ここですよ。あなたの腰にいるでしょ?」 「刀が喋ってんの?」 「はい」 「いやいやおかしいでしょうが」 「私は仮にも神刀ですよ?喋ってもおかしくないでしょ?」 「そうかm…いや普通はおかしいだろ」 「神刀だから喋るんですよ。納得してくださいな」 「はいはいわかったよ。で?お前はなんなんだ?」 「だから神刀だって言ってるじゃないですか。なんでも切れる凄い刀ですよ」 「ふ〜ん切ってみるか」 匠は神刀を鞘から抜き近くの木を切ってみた スパン 気持ち良すぎるほどの音が出た 「おお凄えな。めっちゃ切れるじゃねえか。お前いい刀だな。銘は?」 「私の銘は『紅』って言うの。ありがとう。褒めてくれて。私全然使われて無かったから。でも貴方はきちんと使ってくれそう」 「俺は自分の武器にはこだわるからな」 匠は波紋を見る 「いい刃してるね」 「嬉しい。ありがとう」 「なあお前はここがどこか知ってるか?」 「え…知るわけ無いでしょ?私神様の蔵の奥に仕舞われてたんだから」 「なんだよ。役に立たねえな」 「なんですって。そもそも貴方知識の蔵のスキル持ってるでしょ?」 「なんだそれ」 「貴方もしかしてステータス見てないの⁉️」 「ああ」 「貴方馬鹿ね」 「おい馬鹿って言うなよ」 「はあ。まあいいわ。まずは基本ステータスオープンって言いなさい」 「ステータスオープン」 名前…伊丹 匠 Lv.1 スキル…伊丹流・鑑定・全属性魔法適正・知識の蔵 「なるほど。まず一つ知識の蔵ってなんだ?」 「知るわけないでしょう?使ってみな」 「どうやったらいいんだ?」 「スキル名を唱えたらよかったはずよ」 「知識の蔵」 唱えた瞬間匠の視界は全てが本棚で包まれた。 さらに目の前には1人の女性が…
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