第4話(作戦決行)

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その頃…惑星daemonではジルドレの部下で腹心のトルソンが警察内の管理を任されていた。 ??「トルソン様…本部長より通信が入っています」 トルソン「映せ」 ??「はっかしこまりました」そう言うと部下の男は…とある特殊機器を利用して壁に映像を映し出す。 ジルドレ「トルソン?変わりないか?」 トルソン「はっ今の所問題ありません」 ジルドレ「そうか?では総統より1つ指示があったので伝える」 ジルドレ「ゴブ強制労働施設を爆破しようとした謎の2人組の処遇についてだが…保留にされたし。 との事だ」 トルソン「保留?ですか?」 ジルドレ「あぁ。総統は彼らを利用して不穏分子を捕らえる為の大掛かりな作戦を練っておられるようだ。」 ジルドレ「よって指示があるまで…その者らには手を出すな。との事だ。」 トルソン「了解いたしました。このミオレス・トルソン。命にかけてもその命令守り抜いてみせます」 ジルドレ「うむ。頼んだぞ」ジルドレがそう言った直後に通信は途絶える。 ジルドレの命令をトルソンが命をかけて守ると誓ったその頃…ヴァン・ハーネット・クラウンは…記憶の断片を探る為の方法を模索していた。コンタとミハエルが見ている者は術者であるハーネットにも見えている。そこで…ハーネットはそれぞれを人間に化けさせる事で様々な場所に潜り込ませている。 ミハエルの役割は主に敵の内情を探る事だが…フェリアやジェシカの様子を見守る為にも利用している。ハーネットが今回潜り込ませようとしているのは惑星AQUA…南部の街の領主を勤めるヴラド伯の元だ。彼はハーネットが記憶を無くす前に最期に会った人物と関わりがあり…何らかの情報を握っている可能性がある。そこでハーネットはコンタからジェシカたちの話しを聞いた時にこの作戦を思い付いたのである。 ヴラドの屋敷に奇襲を仕掛ける理由は2つ存在し1つは領主の弱みを握る為。もう1つは彼の部下の内の1人とミハエルを入れ替える為だ。
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