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保元と斉藤を含めた100名の部員との戦いを終えた篠宮は…槍剣武道部2年…クッキーヴァレンタインを挑戦的な目で見てこう話し掛けた。
「さぁーてと…お待たせしました。クック先輩。始めましょうか?」
クッキー「!!?クッキーだ。全く。先輩の名を忘れるとは良い度胸だな?」
篠宮「フっいいじゃないですか?クックって何だか可愛いですし(笑)」
クッキー「全く舐められたものだ」そう言いながらヴァレンタインはチョコチップクッキーを一枚口に含むと食べ始める。
パリッカキッ…ゴクン
クッキー「待たせたな」そう言うと…ヴァレンタインはトンファーを手に持ちながら構えるとテレポートで一気に間合いを詰め篠宮に攻撃をしようとする。
篠宮「待ってましたよ!!!?先輩!!?」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
クッキー「やるな?だが!!?」
篠宮「くっ!!!?」
篠宮「さすがクック先輩」そう言うと篠宮は再び黒いキューブを出現させると光らせ始める。
クッキー「クッキーだ」何かを察知したヴァレンタインはテレポートで退避するとその場から消える!
篠宮「なっ!!!?」
篠宮「心の声(消えた!!?何処だ?)」
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
篠宮「ぐっがはぁっ!!!?」
篠宮「心の声(何だ?何が起きた?)」
霜月みゆ「部長?今のって?」
夏目部長「お前にも見えたか?」
霜月みゆ「はい…」
夏目部長「あれはヴァレンタインのドールクッキーだな?」
霜月みゆ「ドールクッキー?何なんです?それ?」
夏目部長「さぁ…俺も詳しくはわからんが…奴のクッキーは物体に命を与える事ができるらしい!!!?」
クッキー「ほらっ!!!どうしたどうした!!?そんなもんか篠宮!!?」そう言うと…ヴァレンタインはテレポートして一気に間合いを詰めると篠宮を吹き飛ばした。
緬宮「くぅ…つ」ズザザザぁー
緬宮「やりますね?先輩」
クッキー「本気で来い。篠宮。でなければ俺には勝てんぞ」
篠宮「じぁあそうさせてもらいます」篠宮はそう言うと…ゆっくり目を閉じる。数秒後
シュゥー‐‐ーーゥゥウ…バチッバァチイ。という音と共に身体から湯気が出るとその湯気が雷へと変化し篠宮の髪の毛が逆立ち始める。
クッキー「篠宮?俺はお前の変身を待ってやる程お人好しじゃないぜ!!!?」ヴァレンタインはそう呟くとテレポートで一気に近づくと篠宮に攻撃しようとする。
篠宮「生憎ですが?先輩に待ってもらう必要はありません!!?」篠宮はそう返すとその攻撃を片手で防いでヴァレンタインを投げ飛ばす。
クッキー「くっう」
ドォンッ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
クッキー「いっててぇ…バカ力だなぁおい?」そう言ってヴァレンタインが立ち上がり構えた先には先程までとは様相の違う「篠宮蓮」の姿がそこにあった。その髪色は淡い紫色をしており…瞳の色はどこまでも明るく光っていた。それを見たクッキーは呟く。
クッキー「それがお前の本気か…?」
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