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その時だった。部屋の照明が着いたり消えたりした。犯人達の視線が天井に集中した瞬間、窓ガラスがバリバリッと割れて男達が飛び込んで来た。着地するとすかさず閃光弾を炸裂させて犯人達の視界を奪い、あっと言う間に制圧した。
助かったと床にヘタリ込んだワタシに隊員が手を差し出して声を掛けて来た。
「よう、また会ったな。黙ってないで何か喋れよ」
部屋の照明が着いたり消えたりした瞬間、ワタシの封印されていた記憶は蘇っていた。
「......う、恨めしや?」
すると隊員は「恨めしやだか、イタ飯屋だか知らねーけど、古いんだよ」
と嬉しそうに笑った。
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