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君に出逢ってからの時間の長さと、同じ職場という距離の近さが、僕を臆病にした。
祖父が扱うアンティークみたいに、僕は君を大事にし過ぎた。
君があの男のせいで疲弊する前に、告白し寝ればよかった。
君は、一度でも体を重ねた相手を無視出来ないだろう。
それがそら、君の優しく残酷なところ。
着衣のまま一回
服を脱いで二回
その間も彼女をイカせ続けた。
似た女性を選び、あの男を真似し『俺』と呼称する。そんな事で、君への『ミサオ』を捨てる言い訳になると思った。
無防備な背後から、狂ったように穿つ。
僕は女性の臀部を掴み、激しく腰を打ち付けながら射精し、君の名を呼ぶ。
「…そら…」
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