積み本消化

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積み本消化

メリークリスマス、 私は昨日、私があこがれて買った本のイラストレーターからイラストにふいにいいねをもらったのでそれがクリスマスプレゼントでした。 なお、積み本がたまりすぎているので消化していきたいと思います。 昨日読んだ本はこちら 『アステリズムに花束を』 これは、百合SF集です。またかよ、またGLかよいいかげんにしろって思うと思うんですけど、1日百合を学ばないと3日分ヘタになるんですよ(適当)。 この中に収録されている「月と怪物」っていう作品が目当てで買いました。 たぶんみんな読まないと思うんで以下ネタバレ書きます。 「月と怪物」は第1回の百合〇芸で話題騒然になったと噂のソ連百合。 話題となった、ってどういうのか気になるじゃないですか。なんかこの作品の感想がすごいツイート数だったらしい。しかもそれだけ話題になったのに、取ったのは大賞じゃなくて、賞じゃないようなピックアップ扱い。 それどういうこと? って気になってたんですよ。 ただ、この方のそれで人気が出て、『蝶と帝国』っていうのを書いていて、それもソ連百合で、すごく期待して読んだら合わなかったので、んーどうだろ、って思いながら「月と怪物」読みました。 エグいです。『蝶と帝国』と同じ作者が書いたと思えないくらい。第1回は、けっこうルールが緩かったみたいで、たぶん今回の第5回だったら、シタ読みによっては一次で落とされてるんじゃないかと思うほどの、激しいむごたらしさとハードさ。 この話、歴史ものとしても「っぽい」と思うんですが(作者のソ連オタク感が尋常じゃない熱量)、それと百合が高度に融合しており、冷戦時代の生み出した冷酷さも徹底的に入っているんですよ。 この国のこの時代は女同士の恋愛が罪だったんですね。 で、その罪で飛ばされてきた女伍長と、実験のために研究施設にさらわれてきた少女がちょっとバチバチやる。でもその裏にあったのはひそかな恋愛感情。 その関係は少女が研究施設から脱走する際に、二人が永遠に別れてから、初めて読者に開示される。 主人公かなと思っていた少女がいきなり研究によって廃人になるので、虚無感と衝撃がものすごい。その後の余生のほうが長いくらい。あとは主人公の妹の目を通した世界で描かれる。 ちょっとこれ以上子細に内容を書くと雑記が非公開になるくらいにエグいので経過は端折るけど、これはメリバです。 主役の二人はどっちも究極に不幸な感じで、それぞれ別の場所で死ぬ。一人は月に送られて、もう一人は廃人になる。 一見それはすごく不幸に見える。でも、二人は地球と月に隔てられても通じ合っていて(廃人になった子に特殊能力があった・だから研究施設にいた)、二人しか見えないつながりによって、片方は宇宙で死にながらも、二人だけの精神的な幸福を迎える。みたいな。 この話自体はエグすぎて好きじゃないけど、怖いくらいなんか心をざわつかせる。なるほど話題になるよこれは…… ---------------------------- コメありがとうございます 雑記帳3rd/p96/偽物ビジネス…( ゚д゚)怖いですね。偽物が教科書とかに載っちゃったらえらい事💦タイムマシンが出来たら、歴史は大幅に修正されるんだろうなぁ。 →だから最近、売ってる木簡竹簡とかは、研究者は買わないのが基本らしいそうで。もうスーパーコピー並みの精度で作ってあるみたいです。 ---------------------------- 雑記帳3rd/p96/やはりネット系列?は拡散力必要なのでしょうか…💦 厳しいな~。 →そうかもしれない感じ(この公募は)がします……なかなかどの賞もハードルが高いですねー。自社の商品の宣伝係にもなるわけなので、インフルエンサーが欲しいのはわかるんですけど…… ---------------------------- 雑記帳3rd/p96/その辺の草のような百合か……壺中一気読みしましたけど最高でしたよ。ほんと好きでした。ペンギン然り、世界観が秀逸に描かれてかつ感情も抉るくらい描かれて。あれはけーさんにしか書けない❤(ӦvӦ。) →壺中、離脱率高いのに読んでくださってありがとうございます。たいていみんな、序盤の名前たくさん出てくるとこで脱落なさる感じで笑。褒めていただいてありがとうございますー。書くのに2年くらい+現在進行形で推敲してるんで、労力が浮かばれます笑。
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