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第一章 新学期
呪いの子。それはこの世界に広まる噂話の一つで、関わった者を皆不幸にするという存在。
そんな呪いの子であることを隠して生きる主人公、伊藤竜也。
彼はある日、通学先の繚乱学院の生徒会長を助けたことで、彼女ら呪いの子が集まった生徒会と深く関わることになる。
関わった者を不幸にしてしまう彼らはそれぞれの苦しみを抱えつつも静かに生きてきたが、ある日から呪いの子の争いに巻き込まれていきとうとう何者かによって暴走させられていた修羅組との戦いに勝利する。
ただ皆と平穏に暮らしたい。
そう当たり前のことを願う彼らへ次々に降り掛かる、深い闇。
これまでとは違い、確実に変わっていく日々に彼らはどう立ち向かうのか。
そしてそれは同時に──彼の願いへと近付いていることを意味した。
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