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「.........舞音、顔は似てないって思ってるでしょ」
一語一句間違えずに、
私の思考を読み取った旬ちゃん。
「.........ぅ、」
旬ちゃんの言葉に、返す言葉もない私。
黙りこんで、俯いていると。
ポンッと私の頭に乗っかる手。
驚いて顔を上げると目の前は三芳世那くん。
「旬から聞いて、
舞音ちゃんのことずっと知ってた」
と、真剣な顔で話し始める三芳世那くん。
「旬から聞く前からファンレター届いてたし、
ずっと、気になってたから、旬に頼んだんだ」
三芳世那くんはそう言うと、ニヤッと笑って。
「これからは、
舞音ちゃんのこと、俺も〝追いかける〟から」
雑誌にもテレビにも出てる、
スーパースターを、追いかけて。
出待ちしたり、好きな食べ物食べたり。
しまいには、
ファンレターまで送っちゃうファンの私だけど。
奇跡が起きると.....................
スーパースターに追いかけられるようですっ‼︎
fin.
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