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間もなく、マックスがやってきた。
「ニャオーン、ニャオン」
(マックス様のお出ましだ)
「あ、マックス。マックスはね、大食漢の黒ネコで、お雪と仲いいんだよ」
「マックスね。毛並みがよくて、ツヤツヤ」
「そう、ビロードのような毛艶って評判なんだよ」
マックスが里砂の膝の上へ。
「あれ? マックスは人見知りだから、初めてのお客さんには近づかないのに…。これは驚いた」
「ゴロニャン、ゴロニャン、ゴロゴロゴロ」
「あら、ゴロゴロ言ってる」
「へー、すごい。里砂さん、ネコに好かれるタイプなんだ」
「知らなかったー。うれしい!」
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