始まりの始まり

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「服。貸して。とにかく!今日はエネルギー補給おしまいっ!それより取決めしなきゃ。 エネルギー補給は夜で。私が呼んだら来て。電話すればいいの?」 「チッ。」 チッって言ったよこの子、チッって。 「文句あるならエネルギー補給させないから。」 「はいはい。わかりましたよご主人様。じゃあコレ来てなよ。」 ポスっとさっき脱いだTシャツを頭から被せられた。 あ、生鬼の匂いがする……。 洗濯の匂いじゃなく彼の甘い匂いに少しだけうっとりする。 「…てか何で着てたTシャツ?」 「俺、暑いからこのまんまでいい。んで、それ華さんちに置いといてよ。」 ん?うちに置いといて? なぜ?ホヮーイ? 理由がわからずポカーンとする私。 「時用。」 意地悪く笑う生鬼。 〜〜〜〜〜〜〜っ! こんのォ〜変態エロ馬鹿オニーーー!! 絶対に止まらなくさせないし泊まらせないっ! ほんっとに油断も隙もないんだから。
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